オイルテンパー線とは
オイルテンパー線は、冷間加工により所定の線径とした鋼線をさらに走行式の炉で連続的に焼入焼戻し処理(熱処理)を施し、必要とされる機械的性質を持たせた線。
ピアノ線、硬鋼線と異なり、炭素鋼のみならず低合金鋼(=ばね鋼)も使用できるところに特徴がある。
オイルテンパー線の語源は、英語の Oil Tempered Wire あるいは、 Oil Tempered Steel Spring Wire を日本語化したもの。その製造工程からは、 Oil Quenched and Tempered Wire と呼ばれるべきだが、あまりにも長いので省略された。